
2023年07月02日
7月1日朝の読書会 by Zoom
みなさん、こんにちは
今回の読書会は、連続開催だったのでちと人数少なめでしたが楽しめました。後半に認知バイアスからの目撃証人の件でプチ盛り上がり(笑)

本の紹介です
atutomuさん:まったく同じものを4つ並べて選ばせると、後に見たものを選ぶことが統計的に証明されている。見た順序しか判断に影響しないのに、本人は「肌触りがよかった」などと選んだ理由を「作話(さくわ)」してしまう。
架空の犯行を実演して見せて、犯人の顔(しっかり見えている)を後で当てさせる実験。Aグループには個人でメモを取らせる時間を設け、Bには全く関係ないクロスワードを解かせる。実際に正答率が高いのはB。言語は分析的に処理していくが、人の顔の認識は処理しきれないほどの情報量があるため言語化した方が間違ってしまう。
などなど、多くの実験結果から人間の認知の癖が紹介される。自分の意見を持つことが尊ばれ、選んだからには自己責任だとされるのが今の社会。実は「確たる自分の意思」なんてものがあるのだろうかと一歩引いて眺めた方が生きやすいのかもしれないと思った。それは一種極論だけれど、認知の癖を知っておくことはいいことだと思う。
atutomuさん:夏目漱石がホームズ、ワトソンと殺人事件を捜査をする。ワトソンが書いた章と漱石が書いた章が交互に書かれる。ワトソンの章はオジリナルと同じトーンだが、漱石が描くホームズはコカイン中毒の奇人で、自分が言うことを否定されると発作を起こすような人物。正反対の人物描写がなされながらもストーリーは進んでいき、最終的には事件は解決。漱石が書くホームズも穏当になっていく。ミステリとしての面白さ、叙述の妙が楽しめるが、ホームズものを読んだ人には別の楽しみ方もある。
なぜホームズは依頼人をひと目見ただけで人となりを当てられるのか。なぜワトソンはホームズとの同居、別居を繰り返すのか。「ライヘンバッハの滝」以後の3年間(だったかな?)ホームズは何をしていたのか。などの謎が解かれる(?)のである。
タケさん:これは小説なのか?現実なのか?
実際にあった複数の未解決事件をベースに、裁判記録や新聞記事、関係者の証言などがリアルに絡み合って描かれています。フィクションと書いてますが、未解決事件なだけに、怪しい人物が何人もいて、読後感がモヤモヤします。
タマキさん:高校生(出版時)が詠んだ俳句とその作品の背景を書いたエッセイ。小学生の頃から句集を出していたそうです。最後まで読んだ後に、巻頭の詩を読み直すと、著者の生きる姿勢が心に深く入ってきました。
ガクさん
ガクさん
カーボー:前作「クレーの絵本」とともに購入した一冊です。クレーの絵が目的でしたが、当然谷川俊太郎の詩は印象的で面白いものでした。(^^♪
次回の読書会は7月15日(土)9:00~11:00小禄南公民館小会議室B 参加料100円
お好きな本をご紹介ください
8月・朝の読書会予定
5日(土)7:30~9:00ごろまで Zoom 開催
テーマはありませんのでお好きな本をご紹介ください。
19日(土)9:00~12:00 小禄南公民館/児童図書室 参加料100円
小禄南公民館住所:那覇市高良2丁目7-1
参加希望・ご質問等はdokusyokai18@gmail.com にメールをくださいm(__)m
期日前に参加URLを送付致します。
今回の読書会は、連続開催だったのでちと人数少なめでしたが楽しめました。後半に認知バイアスからの目撃証人の件でプチ盛り上がり(笑)

本の紹介です

atutomuさん:まったく同じものを4つ並べて選ばせると、後に見たものを選ぶことが統計的に証明されている。見た順序しか判断に影響しないのに、本人は「肌触りがよかった」などと選んだ理由を「作話(さくわ)」してしまう。
架空の犯行を実演して見せて、犯人の顔(しっかり見えている)を後で当てさせる実験。Aグループには個人でメモを取らせる時間を設け、Bには全く関係ないクロスワードを解かせる。実際に正答率が高いのはB。言語は分析的に処理していくが、人の顔の認識は処理しきれないほどの情報量があるため言語化した方が間違ってしまう。
などなど、多くの実験結果から人間の認知の癖が紹介される。自分の意見を持つことが尊ばれ、選んだからには自己責任だとされるのが今の社会。実は「確たる自分の意思」なんてものがあるのだろうかと一歩引いて眺めた方が生きやすいのかもしれないと思った。それは一種極論だけれど、認知の癖を知っておくことはいいことだと思う。
atutomuさん:夏目漱石がホームズ、ワトソンと殺人事件を捜査をする。ワトソンが書いた章と漱石が書いた章が交互に書かれる。ワトソンの章はオジリナルと同じトーンだが、漱石が描くホームズはコカイン中毒の奇人で、自分が言うことを否定されると発作を起こすような人物。正反対の人物描写がなされながらもストーリーは進んでいき、最終的には事件は解決。漱石が書くホームズも穏当になっていく。ミステリとしての面白さ、叙述の妙が楽しめるが、ホームズものを読んだ人には別の楽しみ方もある。
なぜホームズは依頼人をひと目見ただけで人となりを当てられるのか。なぜワトソンはホームズとの同居、別居を繰り返すのか。「ライヘンバッハの滝」以後の3年間(だったかな?)ホームズは何をしていたのか。などの謎が解かれる(?)のである。
タケさん:これは小説なのか?現実なのか?
実際にあった複数の未解決事件をベースに、裁判記録や新聞記事、関係者の証言などがリアルに絡み合って描かれています。フィクションと書いてますが、未解決事件なだけに、怪しい人物が何人もいて、読後感がモヤモヤします。
タマキさん:高校生(出版時)が詠んだ俳句とその作品の背景を書いたエッセイ。小学生の頃から句集を出していたそうです。最後まで読んだ後に、巻頭の詩を読み直すと、著者の生きる姿勢が心に深く入ってきました。
ガクさん
ガクさん
カーボー:前作「クレーの絵本」とともに購入した一冊です。クレーの絵が目的でしたが、当然谷川俊太郎の詩は印象的で面白いものでした。(^^♪
次回の読書会は7月15日(土)9:00~11:00小禄南公民館小会議室B 参加料100円
お好きな本をご紹介ください


5日(土)7:30~9:00ごろまで Zoom 開催
テーマはありませんのでお好きな本をご紹介ください。
19日(土)9:00~12:00 小禄南公民館/児童図書室 参加料100円
小禄南公民館住所:那覇市高良2丁目7-1
参加希望・ご質問等はdokusyokai18@gmail.com にメールをくださいm(__)m
期日前に参加URLを送付致します。
Posted by 朝の読書会@沖縄 at 14:45│Comments(0)