
2022年08月07日
8月6日朝の読書会 by Zoom
みなさん、こんにちは
今回の読書会も楽しかったです。その中で紹介された朗読を聴くということ(いわゆる読書とは違いますが・・)本を楽しむという点でそそられます(^^♪

本の紹介です
※短編集八編収録のうち「泣くな、けい」について
タケさん:YouTubeの朗読で聴きました。けいは主人に仕える奉公人の少女。主人が失った殿様の短刀を取りに旅に出ます。その道中の表現はほとんどありませんが、旅の困難さは充分伝わります。サムライ社会の凛とした雰囲気が感じられます。
タケさん:こちらも朗読で聴きました。ナレーターの窪田等さんの声が最高です。情熱大陸の声の人です。ヤクザと岡っ引きのやり取りが、雰囲気あってイイです。
atutomu:帯の惹句は「天皇名は時代を映す鏡である」。神代の神武から江戸時代最後の孝明まで125人の名前を一人ずつ解説し、時代を読み解く。神武から持統までと一人置いて二人の名は、奈良時代に一人の学者が43人それぞれの業績を基に漢籍から漢風諡号を一気におくったというのが驚きだった(異説もあり)。漢風諡号が当時のグローバル志向(漢字圏の人が読んで意味がわかる)だったのに対して、平安時代に入ると天皇のなじみの地名などをおくる追号になる。グローバル路線からローカルに転じた形で、権力範囲に合わせた等身大の自画像とも言える。900年ぶりに漢風諡号が復活するのが幕末なのは、天皇を中心に置きグルーバルに回帰したいという現れだったという見立て。 実在しなかったり業績がない天皇にはもっともらしい一般的な美称をおくっておこうというあたりは、命名者の苦労が分かる話。後◯◯という命名は漢風諡号にはできず、追号にしか許されないとのこと。◯◯天皇に憧れたからという人もいる一方で、地名は限られるのでリユースという側面もあったそうだ。
atutomu:市川崑の映画(1976年)が好きで原作を読んでみた。次が気になって4時間くらいで読んでしまった。3姉妹が松子、竹子、梅子。その夫も、誰それの夫の誰という書き方なので混乱しない。人物は類型的で、物語の中で成長変化することはない。トリックを読ませたいという物語。このとき金田一耕助がこうしていれば、その後の惨劇は起こらなかったというように、筆者がよく出てくる。陰惨な事件なのにカラッとしているのは、活動弁士の語りを聴くような、一枚隔てた感覚があるからだろうか。
みーさん:坊ちゃんが松山で教師をしていた時の話。赤シャツ、山嵐、野だいこ、うらなり…職場の人達にあだ名をつけます。個性的なみんなとのやりとり。坊ちゃんの心の中のつぶやきがノリがあって面白い。
まきおさん:筆者が森の中に小屋を建てて、自給自足の生活をしながら日々の思索を書き綴ったもの。辛めなアメリカ批判もおもしろいですが、何より季節の移り変わりとともに変化していく自然の描写が味わい深いです。
まきおさん:「神秘さや不思議さに目を見はる感性」を子どもが失わないためにはどうすればいいのか。『沈黙の春』で有名な著者が姪の息子であるロジャーとの日々をエッセイにまとめたもの。短い本文のほかに、美しい自然の写真と、この本の魅力についての4人の解説も載っています。
まきおさん:言語学の研究に携わっていた著者が、言語に関するテーマで真面目な論考をする中で、隙あらば笑を取りに行こうとする言語学漫談。少し古めの映画やプロレス、アニメ主題歌など、様々なジャンルから笑が飛んできます。
ちなみに、バーリ・トゥードとはポルトガル語で「何でもあり」という意味だそうです。
Kさん
ガクさん
ガクさん
カーボー:1965年新潮に掲載の対談ですが、内容が素晴らしく一読の価値ありです。
次回の朝の読書会は、8月20日(土)7:30~9時前まで お好きな本をご紹介下さい。
9月・朝の読書会予定
3日(土)7:30~9時前まで お好きな本をご紹介下さい。
17日(土) 〃 〃
朝の読書会はZoom開催です。
ご参加、ご質問等はdokusyokai18@gmail.comまでメッセージ下さい。期日前に参加URLを送付します。
今回の読書会も楽しかったです。その中で紹介された朗読を聴くということ(いわゆる読書とは違いますが・・)本を楽しむという点でそそられます(^^♪

本の紹介です

※短編集八編収録のうち「泣くな、けい」について
タケさん:YouTubeの朗読で聴きました。けいは主人に仕える奉公人の少女。主人が失った殿様の短刀を取りに旅に出ます。その道中の表現はほとんどありませんが、旅の困難さは充分伝わります。サムライ社会の凛とした雰囲気が感じられます。
タケさん:こちらも朗読で聴きました。ナレーターの窪田等さんの声が最高です。情熱大陸の声の人です。ヤクザと岡っ引きのやり取りが、雰囲気あってイイです。
atutomu:帯の惹句は「天皇名は時代を映す鏡である」。神代の神武から江戸時代最後の孝明まで125人の名前を一人ずつ解説し、時代を読み解く。神武から持統までと一人置いて二人の名は、奈良時代に一人の学者が43人それぞれの業績を基に漢籍から漢風諡号を一気におくったというのが驚きだった(異説もあり)。漢風諡号が当時のグローバル志向(漢字圏の人が読んで意味がわかる)だったのに対して、平安時代に入ると天皇のなじみの地名などをおくる追号になる。グローバル路線からローカルに転じた形で、権力範囲に合わせた等身大の自画像とも言える。900年ぶりに漢風諡号が復活するのが幕末なのは、天皇を中心に置きグルーバルに回帰したいという現れだったという見立て。 実在しなかったり業績がない天皇にはもっともらしい一般的な美称をおくっておこうというあたりは、命名者の苦労が分かる話。後◯◯という命名は漢風諡号にはできず、追号にしか許されないとのこと。◯◯天皇に憧れたからという人もいる一方で、地名は限られるのでリユースという側面もあったそうだ。
atutomu:市川崑の映画(1976年)が好きで原作を読んでみた。次が気になって4時間くらいで読んでしまった。3姉妹が松子、竹子、梅子。その夫も、誰それの夫の誰という書き方なので混乱しない。人物は類型的で、物語の中で成長変化することはない。トリックを読ませたいという物語。このとき金田一耕助がこうしていれば、その後の惨劇は起こらなかったというように、筆者がよく出てくる。陰惨な事件なのにカラッとしているのは、活動弁士の語りを聴くような、一枚隔てた感覚があるからだろうか。
みーさん:坊ちゃんが松山で教師をしていた時の話。赤シャツ、山嵐、野だいこ、うらなり…職場の人達にあだ名をつけます。個性的なみんなとのやりとり。坊ちゃんの心の中のつぶやきがノリがあって面白い。
まきおさん:筆者が森の中に小屋を建てて、自給自足の生活をしながら日々の思索を書き綴ったもの。辛めなアメリカ批判もおもしろいですが、何より季節の移り変わりとともに変化していく自然の描写が味わい深いです。
まきおさん:「神秘さや不思議さに目を見はる感性」を子どもが失わないためにはどうすればいいのか。『沈黙の春』で有名な著者が姪の息子であるロジャーとの日々をエッセイにまとめたもの。短い本文のほかに、美しい自然の写真と、この本の魅力についての4人の解説も載っています。
まきおさん:言語学の研究に携わっていた著者が、言語に関するテーマで真面目な論考をする中で、隙あらば笑を取りに行こうとする言語学漫談。少し古めの映画やプロレス、アニメ主題歌など、様々なジャンルから笑が飛んできます。
ちなみに、バーリ・トゥードとはポルトガル語で「何でもあり」という意味だそうです。
Kさん
ガクさん
ガクさん
カーボー:1965年新潮に掲載の対談ですが、内容が素晴らしく一読の価値ありです。
次回の朝の読書会は、8月20日(土)7:30~9時前まで お好きな本をご紹介下さい。


3日(土)7:30~9時前まで お好きな本をご紹介下さい。
17日(土) 〃 〃

ご参加、ご質問等はdokusyokai18@gmail.comまでメッセージ下さい。期日前に参加URLを送付します。
Posted by 朝の読書会@沖縄 at 20:34│Comments(0)