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てぃーだブログ › 朝の読書会@沖縄 › 5月7日朝の読書会 by Zoom

2022年05月07日

5月7日朝の読書会 by Zoom

みなさん、こんにちは

本日の読書会は、新しい方の参加や興味深い本がいくつか紹介され
嬉しい限りですニコニコ

5月7日朝の読書会 by Zoom



本の紹介です下

かにゃまさん:大げさにいうと、自分の食べている海産物の半分は、正規品ではない。。。可能性がある。需要に対して、安定した供給ができない産業だからこそ起こりうる問題とも感じました。
漁師・卸し・消費者と、色々な事情がからみ、実に根深い。ちなみに「濡れ手にアワビ」(駄洒落)だそうです(笑)



著者 : 吉田豪
日本文芸社
発売日 : 2014-12-19
かにゃまさん:プロインタビュアーである吉田豪さんのインタビューのテクニックが数々紹介されています。「下調べをキッチリしてこそ「予定外の展開」が生み出される」など



まきおさん:光文社古典新訳文庫編集長の駒井さんが、その作品を訳した翻訳者と共に作品についての魅力を語った大ボリュームの読書案内。歴代の翻訳作品や、作品の書かれた時代背景、訳者個人の内容解釈についてなど様々な角度から作品についての魅力が語られており、海外文学は難しそうと思っている人におすすめです!



タケさん:シベリア抑留の極限状態でも、句会を開き文化的な活動で生きる希望を持ち続けた男達。病死したリーダーの遺書を仲間が手分けして文面を記憶して遺族に届ける場面が、泣けました。30年前の著書ですが、今年映画化されるようです。



タケさん:コロナ禍で借金漬けの世界で、日本が一番ヤバい。日銀の金融緩和や政治家の暗躍、現実との現在進行形でのヤバさを感じます。半沢直樹的なスッキリ感は全然ありません。



atutomu:表題の「底意地の悪さ」(本文中には出てこないけれど)は、抑圧的で不寛容であることを指す。ただそれは民族性ということではなく、富が拡大せず限られた富を奪い合う前近代には必要というか、その仕組みから生じたものだとする。科学や論理より情緒・空気で物事が決まる、根源的な善悪が存在せず集団秩序の維持が優先される--などよく見聞きすることが前近代性として挙げられる。そんな社会では技術革新が起こらず、欲しくなる商品が生まれない。消費は国民のマインドに左右されるが、抑圧的で不寛容な社会では、将来の自衛のため消費しないという悪循環。解決には前近代性を取り除きながら、謙虚さを取り戻して外国から学び改良する特技を生かすべきと提言する。以下は感想。理屈上はそういう提言になるとは思うけれど、力を持つ人にとっては前近代の方がいいので、どうやれば取り除けるのだろうか。



夏至さん:著者の姫野カオルコさんの実体験を元に書かれた機能不全家族の話。主人公が新聞の人生相談に家族の悩みを投稿し、回答者がそれについてアドバイスをする、そのやり取りを小説風にまとめている
著者は幼少期から自立するまで親の不可解な行動に悩まされ続けてきたが、決して両親を責めたいわけではなく、どちらかと言うと親の不条理な行動を理解したいという思いが強い。しかしその謎を解明できないまま両親は他界してしまう。
人はどのようにすれば不遇な過去、トラウマから立ち直れるのだろうか。戻れない過去に執着せず忘れて前向きにといった励ましが通用するのは生来からポジティブな人たちで、非該当の人にとってその実践はとても難しいものである。そのような後者が自分を立て直すには、今回紹介した本の巻末に書かれている心に沈殿した感情一つひとつファイリングせよという助言をおすすめする。
細分化された感情を区別する、整理することで、どうでもいい思い出と大切な思い出を分けることができ、分別することでぞんざいに扱っていいものと大切に保管すべきものが見通せる。時間をかけ丁寧に分類するのとで、ポジティブな人が早く立ち直るような即効性は期待できなくとも、ネガティブな人にとっての最大の味方である時間がいつのまにか上手く処理してくれるというのだ。



夏至さん:『サイコパス』にはロンブローゾの文献を引用して、齧歯類に見られる原始人の遺伝的特徴が隔世遺伝によって先祖返りする存在があることが述べられているが、毒親をはじめ犯罪を起こす者、もしくは近いことをする人たちには世代間連鎖という言葉では説明できない問題を抱えているのかももしれないと感じた。



タマキさん:雑談で「共通点を探すのをやめる」、という視点はなるほどと思いました。



タマキさん:大人が言うこととは別の道もあるはずだ、と主人公の子供が考える絵本。犬派、猫派どっち?ときかれたら、亀派ですと答えたくなりました



5月7日朝の読書会 by Zoom
青春と読書 集英社 2022年5月号
ガクさん



カーボー:人類ははるか一万年前、ベーリング陸橋を越え、アジアから北米へ渡った。イロコイ族の血をひく女性が未来の世代へ贈る、一万年間語り継がれたモンゴロイドの大いなる旅路。
オススメの良書だと思います。



次回の朝の読書会は、5月21日()7:30~9:00ごろまで 
お好きな本をご紹介下さい!


本6月・朝の読書会予定本

4日()7:30~9:00ごろまで お好きな本をご紹介下さい。
18日()   〃            〃





赤丸朝の読書会はZoom開催です。


ご参加、ご質問等はdokusyokai18@gmail.comまでメッセージ下さい。期日前に参加URLを送付します。




Posted by 朝の読書会@沖縄 at 21:47│Comments(0)
 
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