10月7日朝の読書家 by Zoom

朝の読書会@沖縄

2023年10月07日 12:38

みなさん、こんにちは

本日の読書会も興味深い話が多く楽しかったです




本の紹介です


タマキさん:恵まれない家庭環境や学校でのいじめにより学校に行けなくなった子どもたちの居場所を提供する沖縄のNPO法人に通う子ども達の実話を元にした漫画です。懸命に生きる子ども達と、そんな子ども達に理解がある大人とない大人が描かれています。この本を読んだことが少しでも子ども達の支援につながると良いと思いました。



タマキさん:河合隼雄さんにゆかりのある人が寄稿した雑誌です。小川洋子さんの河合隼雄さんとの思い出話しが、私には印象的でした。なんでも、「偶然」は人の生き方に影響を与える必要不可欠なものだそうです。言われてみると私の人生にも「偶然」はあったな、と思います。



atutomuさん:チャップリンは撮影しながらストーリーを練っていったそうで、NGフィルムが膨大に残っているという。著者は、そのNGフィルムを見た世界で3人のうち1人という研究者。「独裁者」は当初、演説へのリアクションも想定されていたとのこと。それが映画の文法には沿うから。しかし、演説に応じて兵士が武器を捨てたり映像があると想像すると、ちょっと深みがないかなと思う。やはり「私に向けて話している」というあの演説のほうが心に響く。チャップリンの残した「全ての映像には毒がある」という言葉は今の時代にますます重みを増していると思う。



atutomuさん:「血」と「家」が動機となって起こった犬神家の連続殺人事件を例に、戸籍制度を語る。生涯正妻を持たず、3人に娘を産ませた犬神家の当主だけにさまざまな「イレギュラー」な戸籍のサンプルになっている。税金を取ったり、人々を管理するためであり、国民の利便性のためではないという戸籍の本質がよく分かり、女性を一人前として扱っていないことも分かる。1976年まで戸籍は公開だったというのが驚きだった。



はなこさん:女性が主人公の二篇が収録されています。
どちらの主人公も、共感はできずともとても好きになったし、読後感も良かったです。
『蹴りたい背中』だけを読んで、作者の作品は自分にあまり刺さらないかも、と思い手を出してこなかったのですが、やっぱりとにかく気になったら読んでみるべきですね!
突拍子な展開の中にも、自分が経験してきた感情を見つけられて、楽しく読むことができました。



ガクさん



ガクさん



カーボー:シリーズ物の実際にあったいわくつき物件の話。これ以上は話せない事などはリアリティがあって怖さ倍増。



かーぼー:ユング研究所での最終面説等は非常に興味深い話です。著書を再読してみたくなりました。






次回の読書会は、10月21日()9:00~11:00 小禄南公民館/児童図書室 参加料100円 お好きな本をご紹介ください。

11月朝の読書会予定

4日()7:30~9:00前まで Zoom開催 お好きな本をご紹介ください。
18日()9:00~11:00まで 小禄南公民館 児童図書室 
参加料100円 お好きな本をご紹介ください。 



参加希望・ご質問等はdokusyokai18@gmail.com にメールをくださいm(__)m
期日前に参加URLを送付致します。