2月5日朝の読書会 by Zoom

朝の読書会@沖縄

2022年02月07日 08:52

みなさん、こんにちは

今回も話が盛り上がり楽しい会となりました





本の紹介です

夏至さん:太平洋戦争のさなか、軍部に疑問を抱く人々は警察の監視下に置かれていた為、政府を批判しない生活を強いられていた。戦局がすすむ不自由な状況の中であっても、当時の知識人たちは、開戦から敗戦に至るまでの詳細を書き記していた。いつ何時その日記が証拠となって罰を受けるかわからないにもかかわらず、日々の様子を記録し続けたのはなぜなのか。その理由は、ジャーナリスト清沢洌(1890-1945)が明らかにしている(p34「大東戦争は〜資料とせんがためなり」)戦争体験者の高齢化と減少の中にあって我々は、平和の尊さと命の大切さを、戦争の記憶を綴った書籍から受け継いで後世に伝えていかなければならないだろう。



タマキさん:人が生まれ持った個性を大切に生きていく難しさを考え、社会性と個性のバランスの取り方を提案しています。理性のやっかいな面を指摘しているのは、なるほどと特に感心しました。



かにゃまさん:マンガです。主人公の子供が口が達者なんですが、セリフが心に刺さります。



かにゃまさん:はじめにだけで、だいぶ勉強になりました。社会背景や女子の意識が紹介されています。



atutomu:著者が勧めるのは、自分の不寛容を認めること。寛容=善なので、そうありたいと思う一方で、相手を不愉快に思ってしまうことは止められない。すると「相手に非があるから仕方ない」と自己正当化し、正義の名の下に排撃するようになる。そうならないために「表に出さないようにするが、心の中の否定的な思いは止められない」と考えることだと言う。同書をテーマにしたオーディブルの番組でも「心の中までああせいこうせいとというと不寛容になる。内心嫌いでいいので礼を失しないように付き合ううちに案外いいとこもあると気づいて先にいけることがある。最初からヘイトスピーチをしていたらチャンスがない」と説明していた。嫌いなものしか寛容の対象にならないなど、パラドックスに満ちた寛容の概念を巡る歴史。ふだん使わない部分の脳のストレッチをした気分になった。




atutomu:家族を切り口にした「私」の人生の断片が語られるうちに「私」が存在感を増していく感じがした。瀬戸内の小さい島で、台湾出身の母と暴力をふるう父の間に生まれた。漁師の父が海で死ぬと母はお前のためと言いながら束縛する。逃げ出して行った東京でセクシャルマイノリティが集まるバーにたどり着く。バーを営む夏子さんが言う。「血が繋がっていれば親族と言えるけどね、親族は必ずしも家族にはなれないし、家族も別に血は繋がってなくてもいい。血が繋がっている人とそのまま家族になれる人は、よほど運がよくて恵まれた人たちなのよ」。我が家を振り返り、血がきっかけの関係だけれど、意識的に家族になろうと思った。



タケさん:江夏が選んだ28番は完全数だった。江川の阪神での背番号は3、10番は豪快な連中が着けてきた等々。プロ野球の背番号にまつわる話が満載です。



のりさん:昆布と酒、みりん、その他基本調味料を使った5つの鍋の素で作る鍋料理の本です。出汁を取らずに作れるのでお手軽でお野菜がたっぷりとれます。レシピはすべて二人分で手に入りやすい材料ばかりなので使いやすかったです。食材の組み合わせに面白いものがあって勉強になりました。



ガクさん



カーボー:いつも短編は物足りなさを感じてしまうが、これは面白かったです。



カーボー:新シリーズで怪異を解決するのではなく、普通の事件のごとく処理する警視庁の特殊処理班の物語。続きが楽しみ!



次回の朝の読書会は、2月19日()7時半~9時ごろまで
お好きな本をご紹介下さい。


3月・朝の読書会予定

5日()7時半~9時ごろまで お好きな本をご紹介下さい
19日()   〃           〃




朝の読書会はZoom開催です。


ご参加、ご質問等はdokusyokai18@gmail.comまでメッセージ下さい。期日前に参加URLを送付します。